去る6月13日岩村公民館において、「最近に発見された冨田堀田遺跡、飯羽間上尾先古墳と岩村町史に対する考察」と題して日本考古学会員(恵那市教育委員会嘱託)橋詰佳治先生(51才)の勉強会を開催したところ、40余名が参集しました。 開催の理由は、岩村町冨田大円寺の成瀬和郎さん(85才)が終戦後、酪農と手広い開墾に従事され、当初から石片を野菜箱に蒐集したものが拾数箱となり、橋詰講師に鑑定をお願いした結果は、岩村町の遺跡では最古の後期旧石器時代の石刃であり、約1万3千年前のものと推定されました。更に、今回の勉強会の企画に成瀬和郎氏から「水晶山下」の開墾地で拾った石刃を先生に渡したところこれは岐阜県一号とも言える貴重なもので、約3万年前に岩村に人が住んで居たあかしとなる「ナイフ形石器」と鑑定。この事だけでも広く情報発信を行う値打ちがあるとの話しをされました。 開催のもう一つの理由は、身近に有能な考古学者橋詰先生がお見えになることを皆さんに知ってもらうことでした。 橋詰先生は子供の頃から考古学に魅せられ、高校を出て間もなく15年間を岐阜市吉田英敏先生の発掘現場に従事、大変厳しい指導を受けて44才で日本考古学会員になられた経験豊富の民間考古学者を皆さんに知って貰うことが目的でした。 先生が発見された飯羽間の上尾先古墳は「前方後方墳」の形態をなすもので今後の調査が進めば、岐阜県の古墳の分布説が変更される重要な古墳とのことです。更に、各地に長年にわたり体験された先生は、岩村町史との考察を沢山の資料を示して詳細に説明されました。従って、参加者一同は恵南地区には多くの文化遺産が眠っていることが分かり、その中でも岩村町の文化遺産は特記すべきものであることを知りました。 終わりに文化財関係者、並びに一般市民がもっともっと文化遺産に関心を高めて調査(保存)が進められることを願って散会しました。
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